“日本一ひとが降りない新幹線駅”のある岩手町町民が誇るのが「秋まつり」。今年は10/6(金)~10/8(日)で予定されています。そんな町の一大イベントに、町民と同じ装束で、一緒に町を練り歩き、一緒に食事を囲み労をねぎらう。まさに“町民”の一員として参加できちゃうensorqだけの限定プログラムです。東京または日本各地からこのお祭りへのグループツアーのご相談を承っています。
■(参考) 2017年のお祭りスケジュール
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10/7(土)
18:00 山車のパレード鑑賞
20:00〜参加する「組」(町内会)の人と合流、宴会参加
10/8(日)
9:00(予定)〜お通り
山車を引いて町内を練り歩いた後、休憩
15:00(予定) 体験終了
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外国人と日本人がともに遊び、ともに地域を学ぶことが、新たな出会いを生み出し、これまでの旅とは一味違う想い出が生まれるはず。こんな思いから生まれた「なりきりプロジェクト」。
日本で一番、新幹線の乗降客数が少ない駅「いわて沼宮内駅」がある小さな町が舞台です。町名に県名である「岩手」が3つも連ねながら、日本国内でもあまり知られていない小さな町です。そこで、10月1日から3日にかけて行われたのが「秋まつり」。3日(月)は平日なのに、町内の学校が休みになるほど、岩手町町民にとって、プライドをかけたイベントです。
日本の祭りは「神事」です。日本の祭りでよく見かける「神輿」と「山車」の違いは知っていますか?浅草で行われる三社祭などで多くの人が担いでいるのが「神輿」で、神様の「乗り物」です。対して、京都の祇園祭りなででみられる多くの人で引いているのが「山車」で、人が乗り、太鼓を叩いたり踊ったりして神様を誘導するものです。岩手町には「組」と呼ばれる5つの町内会があり、毎年それぞれ趣向を凝らした大きな「山車」を作ります。秋まつりの3日間、それぞれの組がずっと町内を山車とともに練り歩くのです。屋台も並び、普段は人影も少なく静かな岩手町が人手で賑わい、一変します。
今回のプロジェクトは、そんな岩手町民の神聖かつ誇りである「秋まつり」に、町民としてなりきって参加するもの。お祭りをただ眺めるのではなく、「組」に入り、同じ装束を着て、一緒に山車を引き、一緒に休憩し、一緒にお酒を飲む特別なプロジェクト。床に座り、お酒を注ぎ合う日本ならではのスタイルに、参加者の外国人旅行者は大喜び。帰る時には、握手&ハグで見送られるなど名残惜しさが伝わってきました。
翌日は、観光客としてお祭りを見学します。着物に着替えた旅行者たちは、前日に参加した「組」の山車を見つけると、声をあげてハイタッチで迎えます。今回のプロジェクト一番のハイライトとなりました。
後日、町の人に伺ったのは・・・90歳のおじいちゃんが「外国人とハグしたー」と喜んでいたとか、「ハイタッチで山車が迎えられるなんて見たことない」とか、
町の人たちが、心の底から喜び、楽しんでくれていたことが分かりました。「観光客」としてではなく、「仲間」として参加できるからこそのあったかい交流ができるのが、
この「なりきりプロジェクト」の醍醐味です。参加者の外国人旅行者も「こんなに歓迎されたのは初めて!」「日本男児が好きになった!」と、町の人たちのあたたかさに感激していた様子。
岩手町の人からの伝言です。
「来年もまた来てね」