[VOICE] 外国人の「みちのくらあめんクエスト」参戦記(3)~らあめん作り篇(ジョンさん)

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スープと麺を混ぜるだけのプログラムではありません。本物です。本気です。日本人と外国人が手を携えて自分たちが考えた「究極の麺、スープ、トッピング」で、最高のらあめんを生み出す、楽しく真剣なプログラムです!

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ジョンさん

開催予定日

本当に美味しいラーメンを作るということは、芸術作品を生み出すことに近いものがあると私は思っています。

2016年11月、東京から550kmの岩手県盛岡市で開催された“みちのくらあめんクエスト”に私は参加しました。日本の代表的な観光地ではないかもしれないのですが、盛岡は日本の隠れた宝です。住民約30万人の小さな町・盛岡には、東京の魅力や京都の歴史的な深みとは別の、日本の”いなか”独特の郷愁があります。日本の各地には独自のラーメンがありますが、東北地方にも違いはありません。らあめんクエストでは、地域のラーメン店を試食し、手作りのラーメンを作ってみることができる、その地域を訪れるらあめんファンの観光客(わたしも!)にとって魅力的な機会でした。そもそもらあめんの専門家でもない私たちが、職人たちと、旅を共にした新しい友人たちと美味しいらあめん作りにチャレンジできることじたいが、新しくユニークな体験です。私の以前のらあめん作りの経験は「カップヌードルにお湯を加える」ことだったのですから。。。




今回のプログラムで私たちが参加した「ラーメン作り」はもちろん、スープと麺を混ぜるだけのプログラムではありません。本物です。本気です。例えばスープは、一般的ならあめん店と同様に、コアフレーバーを形成するベースに加えて、ボウルを満たし、フレーバーを複雑にするもう1つまたは2つのスープとを組み合わせて作られた芸術作品です。他のフレーバーをアクセントとして幾つでも追加することができるのですから、ほとんど無限の可能性があります。したがって「究極のらあめんスープ」の答えは、作る人の思いと発送次第・・・というわけです。

このらあめん作り体験に先駆け、私たちは「みちのくらあめんクエスト」のオーガナイザーでもあるゴリさんが薦めてくれた盛岡駅エリアのラーメン店3店に行きました。全ての店舗が盛岡駅から徒歩圏内にあり、それぞれ独自・独特のスタイルを持っていました。 


2日目となるこの日、キッチンに入った私たちは芸術作品である「究極のらあめん」を作りはじめたのです。

私たちのチームがチャレンジしたのは、ゆず/豚骨ミックスのスープを軸としたらあめん作りです。柚子と醤油の組み合わせを描いた言葉の遊びである「ゆうしょう!」と言いましたが、柚子の果実と塩味の組み合わせが勝者になると考えていたので「勝つ」という意味にもかけています。




しかし実際には、フレーバーのバランスを取ることは非常に難しい作業であることがわかりました。麺や具づくりに十分な時間をかけられず「らあめん作りはスピードが命!」というゴリさんの教え通りにとは行きませんでした。私たちは3つの異なる味つけを試してみましたが、満足できるものも見つけましたが、私の見解ではもっともっと改善することができたように感じています。らあめん作りに必要なのは、カイゼン{改善}の連続なんですね。

日本中どこを旅しても、らあめん店は存在しています。「らあめん作りなんて、簡単だ」と思う人の気持ちも分からなくはないですが、実際にらあめん作りの奥深さを知ると、らあめん店主たちの日々の努力に対して、これまで以上の敬意を感じずにはいられなくなるでしょう。

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